北海道発祥の住宅雑誌に「リプラン」というのがあり,北海道という特殊事情を反映し,いち早く断熱や住宅性能に着目して,住宅建築の世界で奮闘しています。
世界的には,高い断熱性能が標準化される中で,縦にも横にも長細い日本列島では,統一的にどう標準化されるべきか,地域ごとに混乱しているように思います。
先日,そのリプランさんから声をかけていただき,「環境住宅についての座談会」に参加することになりました。
その三者とは,
- モルクス建築社 佐藤 欣裕氏
- LIFE RECORD ARCHITECTS 川上謙氏
- わたし
かなり個性的なメンバーで,どうなることかと思いました。
事前の15分くらいの顔合わせで,「とにかく喧嘩はしないようにしよう」って提案があったくらいなのですが…。
そして,座談会開始です。
しかし,予想外に,話が盛り上がる盛り上がる。断熱や温熱環境に対するスタンスは全く違う3人が,しかし,建築に対する基本スタンスが全く同じなんです。
結局,言わんとすることは,「建築とは,恋愛や冒険と同じように,人生の中の重要な経験・体験なんだ」ということ。
「恋愛相手を選ぶように,建築を選んで欲しい」
「建築の性能は,(受験の偏差値と同じように)大切な物差しのひとつであるけれども,それ以上のものではない」
「スペックで恋愛相手を選ぶ人はいないのと同じように,建築を数値だけで選ぶのはナンセンスだ」
何故か,妙に気がありました!すごく楽しかった!!!
この座談会の内容は,そのうち雑誌に掲載され,書店・コンビニ他に並びます。ぜひ手に取ってみてくださいませ!!
住宅雑誌リプランなりに,今の東北を代表する環境住宅のセレクトだそうです…。
ありがたい…。
m(__)m
「温熱環境」に配慮して取り組んだ住宅事例
以上
T島
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