『仮称)角階段の家』って変な名前ですが…,暫定的にそうしますので,どうかご容赦ください。仮にでも名前がないと扱いにくいので…。
m(__)m
今朝はあさイチから,現場に行ってきました。
現場に行くとどうしても,空間の組み立てがうまく行っているかどうかを確認したくなります。この住宅では,敷地の関係上アプローチが少し制限されていますが,そこを通り抜け玄関をくぐると,何を目にしてどう感じるかが気になっています。
玄関に入ると,こんな風に,真正面に階段の向こうに,リビングが見え,その向こうに屋根付きテラス,その向こうに雑木林的庭が単純に展開するつくりになっています。奥行き感が単純でシンプルな空間構成によって,強く落ち着いた,ひとつトーンを落とした空間になるといいなあ,と。
そんな「(低音のように)トーンを落とした空間の中に,色はシンプルながらも身振りの大きな階段が花を添える」というのが大きな組み立てです。
建具の枠 /住宅「角階段の家」
今日の打ち合わせの主題は,建具屋さんとの「玄関の建具枠のつくりかた」と「引戸等のレールの納め方」でした。
早速建具屋さんが2種類のサンプルをつくって来てくれてました。(右のものに決定)
気密性を高めるための工夫を打ち合わせました。
テラス。 /住宅「角階段の家」
単純なだけに,うまく行っているかどうかがすごく気になります…。
テラスは,左の写真左下のコンクリート立ち上がりの高さまで土を寄せてきます。(ここの高さが庭の地面だと感じるようになります。)そして,テラスはその高さに合わせてタイルを敷きます。浮き床工法という少し特殊な工法です。
塔屋階 /住宅「角階段の家」
この建物は,用途地域が第一種低層住宅地域と決められており,高さの制限を大きく受けています。1階の天井を少し高めにしたため,2階の天井高さを結構低く設定していますが,それでも法規ぎりぎり一杯です。十数ミリ程度の余裕でぎりぎりかわしています。
木造住宅は「中間検査」という検査機関の検査を受けなければならないのですが,その検査時に検査官が高さと隣地との空きに関するすべての寸法を測っていきました。こんなことは初めてです…。
検査官曰く「だってぎりぎりなんだもんなあ…」
そんなように高さの制限を受けているなかでも,この場所から少し背伸びして見ると,雄大な眺望が手に入ります。
そのために「塔屋」を設けています。塔屋とは,ある条件を満たせば,その部分は階数に含めない,とされる部分です。
少し覗くと,板金屋さんが屋根板金の仕上げをやっていました。
この屋根は,ガルバリウム鋼板竪ハゼ葺っていう葺き方です。
T島
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また見学会やります…
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中庭ですね…
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