先週土曜日は一日かけて竣工検査(午前は設計事務所検査,午後は施主検査)でした。その前に行われた法的検査と違って,建物を引き渡す前の「クライアントのチェック」です。
検査に追われてあまり写真は撮れませんでしたが,撮れた分だけ載せておきます。
福祉施設「風をつなぐヴィラ」内部~。/生活介護棟
部屋の両側に風景が開けています。まだまだ片側しか出来上がっていない状況ですが,何とか完成を急ぎたいです。
福祉施設「風をつなぐヴィラ」/短期入所棟
各室の可動間仕切りを閉じたところです。
こうして個々の部屋を,可動間仕切りで区切って個室にするのですが,個室のプライバシーを強くすると医ケア児の見守りがしづらくなり,見守りを優先して見通しを良くし過ぎると「子室としての守られている感じ」がなくなってしまいます。
この設計ではこの両立を考え,クライアントと何度も試行錯誤を繰り返しました。
個室はそれぞれ専用の窓を持っており,庭に対する眺望が大きく開けています。この反対側の個室はビオトープに面しています。竣工時にはビオトープは未完成ですが,「すぐ着工しよう」と言って貰っています。
福祉施設「風をつなぐヴィラ」/外構廻り
アスファルト舗装も出来ました。ほぼ全部完了です。
ただ,指摘事項が幾つかあり,それへの対処が必要です。
補足…。阿吽なんですと
駐車場入り口の前の両脇に,こうした自然石が置かれています。妙に格好よくって,うまいバランスですね。っていうと造園デザイナーのUさんから誇らしげに「左右で阿吽なんですよ」って,ひとしきり講釈されました。
阿吽 :阿吽は宗教的な像にも取り入れられ、口を開けた阿形(あぎょう)と口を閉じた吽形(うんぎょう)の一対の像は、神社の狛犬(本来は獅子と狛犬の一対)などにみられる[1]。また、寺社の金剛力士像(仁王像)や沖縄のシーサーなどにも口を開けた阿形と口を閉じた吽形がみられる。(WIKI)
こんなことも,どうかお楽しみに!!!
見学会やりま~す!
以上
T島
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